上行寺

過去に上行寺の前を何度も通ったことがありましたが、初めて境内に足を踏み入れたのは2017年の6月になってからでした。山門をくぐると、本堂の正面に七福神の像がありました。像の両側にある掲示を見ると、健康や良縁などいろいろと御利益がありそうです。像の上の方には、龍の彫刻があります。さらに本堂から山門を振り返ると、左甚五郎作「除災の龍」が見えました。通りから見えない場所にあるところに、粋なものを感じます。本堂の左側には、桜田門外の変で大老井伊直弼を襲撃した水戸浪士の一人、広木松之助の墓があります。私は今回足を運ぶまで広木松之助のことを全く知らなかったので、ちょっとした歴史の勉強になりました。本堂の右側に目を向けると、水子地蔵や十三重塔、さらに身代わり鬼子母神や瘡守(かさもり)稲荷があります。赤い前掛けを着けたキツネの像や、御利益を書いた掲示物がたくさんあって、にぎやかで庶民的な感じがしました。バス通りに面しているという立地と、身代わり鬼子母神や瘡守稲荷が、境内全体の印象を形作っているような気がします。
あおきリサ (40代女性) 2017年6月中旬


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にぎやかで庶民的な感じのお寺 (上行寺 神奈川県鎌倉市)関連ページ

癌封じのお祈りに行ってきました。 (上行寺 鎌倉市大町)
癌封じのご利益で有名なお寺ということで、お祈りとお守りの購入に行きました。鎌倉駅からは住宅街の細い道を歩いて15分程度の所に