三井記念美術館で開催されている「奈良 西大寺展」で極楽寺のことを知り、5月に鎌倉・長谷方面へ行ったついでに立ち寄ってみることにしました。お寺の名前が江ノ電の駅名になり、周辺の地名にもなっているので、極楽寺はさぞかし大きなお寺だろうと思っていました。ところが実際に行ってみると、思いのほか小ぢんまりとしていました。とはいえ鎌倉市役所のサイトや山門前の解説板によると、かつてはかなり大きなお寺だったとか―。境内は撮影禁止だったうえ、私が行った日は特別拝観の時期ではなく、宝物館の閉館日だったので、さっと見て回るだけにとどめておきました。境内の雰囲気は、厳粛な中に素朴さがあるような感じです。同じ宗派だけあって、横浜市金沢区の称名寺と雰囲気が似ています。茅葺屋根の立派な山門と、本堂の手前に群生するアヤメが印象に残りました。
あおきリサ (40代女性) 2017年5月中頃