那古寺

私が行ったときは多宝塔と鐘楼が工事中で、観音様にお参りしたというよりも裏山を散策しに行ったような感じでした。とはいえ境内の手入れはきちんとしていて、案内板の内容も充実していました。また建物が工事中だったことに加えて、使い古した針を供養するために建てられた針塚や、古いお札を供養するための納札塚があることから、古いものを大切に使い続け、維持しようとする姿勢がうかがえました。さてお参りの後に、裏山を散策しました。境内から裏山へ向かう道は結構急で、登るだけでもそれなりに体力を消耗します。そのうえ行った日はとても蒸し暑く、飲み物を持たずに登ったので、余計体にこたえました。それでも潮音台と呼ばれる展望台からの見晴らしは素晴らしく、そこから館山湾や館山市内の風景を眺めると、暑さや疲れが一気に吹き飛びそうな感じです。その後は式部夢山道と呼ばれる道を歩いて、お寺の本坊の前にある駐車場に戻りました。歩いた距離は、境内から展望台までの距離よりもはるかに長く、結果的に疲れが倍増してしまいました。
By pingpongbooks40代女性
体験時期:2015年のお盆休み