通りに面した総門をくぐると、参道が一本まっすぐに通っています。参道の両側にはモミジがたくさん植えてあり、「紅葉の時期にはきっと見事な景色になる」と勝手にイメージしながら参道を進んでいきました。
途中で仁王門をくぐりましたが、参道はまだまだ続きます。境内の広さを感じながら参道をさらに歩くと、中雀門をくぐった先にようやく建物が見えてきました。そして鐘楼や六地蔵、竹内廉之助・哲次郎兄弟の碑、観音堂などを一通り眺めた後に、本堂にお参りしました。
お寺は全体的によく整っていて、上品で落ち着いた趣があります。参道を歩いているだけで、心身共にリフレッシュされるような気がしました。
ところで気になったのは、中雀門のすぐ左手にある空間です。正面に無縁墓があって、左手に石碑、右手に石碑や石仏が並んでいます。この空間だけは、他とは異質な感じがしました。ちょっとおどろおどろしいような、他よりも霊気が強いような、そんな感じです。
その日は本土寺と大勝院へお参りした後に、東漸寺へ足を運びました。松戸市小金地区へ行ったのは今回が初めてでしたが、それまで全くなじみのなかった土地だけに、先入観を持たずにまっさらな気持ちで散策できたと思います。新しい発見がたくさんありました。
Lisa Aoki