松戸市小金地区に初めて行ったその日は、本土寺にお参りした後に大勝院へ行くことにしました。
山門が閉鎖されていたので通用門から境内に入ると、まず目についたのは門柱です。門柱の上部に仏の顔が彫られていました。あまり目立つものではありませんが、他ではなかなか見られないユニークさがあります。
そして石碑や六地蔵、鐘楼などを一通り眺めて本堂の正面に向かうと、また面白いものがありました。大念珠がぶら下がっていたのです。鰐口を鳴らす代わりに大念珠を回して参拝します。このような大念珠は山口市の瑠璃光寺と、さいたま市の正法院で見たことがあるだけです。探せば他のお寺にもあるかもしれませんが、そうそう見かけるものではないといえそうです。
さらに本堂の左側には、数メートルくらいの高さの木に淡いピンクの花が咲いていました。植樹記念の石碑を見ると、「四季桜」とあります。春ではないのに桜とは珍しいものです。よく晴れた日の青い空と、花の色とのコントラストが絶妙でした。
境内を散策した後は、北小金駅を通り抜けて東漸寺へ向かいました。
Lisa Aoki 2018