学生時代近くに住んでいた縁で、初詣はいつも櫛引八幡宮と決めています。混雑を避ける為、３日の夕方頃を狙ってお参りします。歴史を感じさせる大きなご神木か、神社特有のひんやりした空気のせいか、鳥居をくぐると一段と寒く感じられます。雪の中、お手水の水は氷るように冷たいので、篝火がとてもありがたいです。家内安全と娘の学業成就を祈り、お参りをすませると、奥殿への矢印が目に入ったので、行ってみることにしました。時間が遅いせいか、奥の方は人影もなく暗かったのですが、左甚五郎作と伝えられる彫刻を見ることができ、ちょっとした冒険をした気分になりました。冷えきった体を温めようと甘酒を買うと、氏子さんたちが振舞ってくれる沢庵をいただきました。休憩所にて、体に染み渡る甘酒と沢庵を味わっていると、今年も人の情に感謝して一年を始められる様に思うのです。
By こたまねこ (40代女性) 体験時期:2002年より毎年のお正月
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