本山慈恩寺

本山慈恩寺は、奈良時代から続く古いお寺であり、また東北に江戸時代には東北随一の寺領を持っていた1000年を超える歴史と、国・県指定重要文化財がたくさんあるなどの文化的評価も高いお寺です。奈良時代天平年間に聖武天皇の勅命によって開基されたと伝えられていますが、まだまだ分からないことが多いとのこと。史跡として登録されていることからもわかりますが、境内には三重塔をはじめとする建造物、木造大日如来坐像などの彫刻・絵画がたくさん。重要な文化財が一気に見慣れるので、とても勉強になります。また、五月の「一切経会」では、宮中舞楽・四天王寺舞楽・南都楽所舞楽と並ぶ日本四大舞楽の一つ・重要無形民俗文化財に指定されている林家舞楽(はやしけぶがく)※が披露されます。緑の多いきれいな場所なので、初夏〜秋ぐらいに行ってみると、景色も楽しめ、古刹独特の別世界のような雰囲気も味わえます。(※山形県西村山郡河北町の谷地八幡宮宮司林家に伝わる舞楽。言い伝えによると、もともと四天王寺の楽人だった林家のご先祖様が、貞観2年(860年)に慈覚大師円仁の立石寺開山に随従して山寺に下り舞楽を奉仕したのが始まり。その後、寒河江市の慈恩寺、熊野神社、河北町谷地八幡宮の舞楽を司ることになったとのこと。)
nanaka (30代女性) 2016年6月


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