漢國神社

漢國神社

漢國神社〜饅頭と徳川家康にゆかりのある歴史の古い神社〜

 

住所

奈良県奈良市漢国町6

主祭神

大物主命
大己貴命
少彦名命

社格

県社

創建

推古天皇元年(593年)

本殿様式

三間社流造・桧皮葺(奈良県指定文化財)

別名

饅頭神社

例祭

10月17日

主な神事

4月19日「饅頭まつり」


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漢國神社記事一覧

漢國神社(かんごうじんじゃ)は、奈良市の中心にある神社で、近鉄奈良線の奈良駅からは歩いて5分の近さです。JR線も近く、JR奈良駅から漢國神社へ歩いて行く場合は約15分ほどです。近鉄奈良駅は、近鉄橿原線で京都から一本で来る事が出来ます。急行でもいいですし、有料特急でもいいですね。大阪方面からは、近鉄奈良線に乗ればやはり乗り換えなしです。大阪環状線の鶴橋から約30分ほどで来る事ができます。車で来る場合...

漢國神社は、推古天皇元年(593年)2月3日、勅命によって大神君白堤(おおみわのきみしらつつみ)が園神を祀ったのが始まりだといわれています。そして後の時代になって、養老元年(717年)11月28日に藤原不比等が韓神二座を相殿として合祀したとの事です。かつては春日率川坂岡社と称していましたが、韓神の韓が漢に、園神の園が國に変わっていき「漢國神社」という社名になったと伝えられています。貞観元年(859...

漢國神社の本殿は、奈良県指定の有形文化財となっています。三間社流造の檜皮葺で、要所を極彩色に塗装した美しい建物だといわれています。桃山時代に建てられたのですが、その時代の形式や手法を示し、慶長15年(1610年)の神社文書に建築部材の明細を記したものがあり、その時代の建立と推定される理由となっています。漢國神社は園神を祀ったことから始まったと言われ、後に韓神二座を合祀したわけですが、大神君白堤のお...

漢國神社の本殿で参拝した後は、この神社の境内社にも参拝していきたいと思います。境内社はいくつかありますが、その中でも林神社(りんじんじゃ)は、日本唯一の饅頭の神社と言われています。貞和5年(1349年)に中国の淅江省から来日して、漢國神社の社頭を住居として、日本初となる饅頭を作ったのが林浄因です。後に室町時代の将軍家である足利将軍家を通して、宮中まで献上する事になったといわれています。そしてその林...

漢國神社の神楽殿には、茶糸威胴丸具足(ちゃいとおどしどうまるぐそく)といわれる甲冑が納められています。平成16年の3月3日には、奈良市の指定文化財となりました。この甲冑は、徳川家康が慶長19年(1614年)にこの漢國神社に参詣して、奉納したと伝えられています。そしてこの甲冑の造り主は、徳川家に仕えた奈良の甲冑師である岩井与左衛門の作と考えられていて、近世に奈良で盛んに作られた甲冑の代表的な作例とし...

漢國神社で参拝を済ませた後は、三条通りを歩いてJR奈良駅に向かいます。すると、前方から何か行列のようなものがやってきました。聞いたところによると、春日大社の式年造替のための行列が行われているそうで、春日大社に向かって中世の神や宮中の衣装を身に着けた人々の行列が、JR奈良駅方面から春日大社まで進んでいくところにちょうど出くわしたのです。来年の平成27年と28年が第60次式年造替となりますが、20年に...

春日大社へ向かう行列を見送って、三条通りにあるカフェで一休みする事にしました。大和カフェというカフェに入りましたが、ちょっとおしゃれでそして奈良の食材を使ったランチなどを提供している、素敵なカフェです。甘いスイーツなどもあり、神社仏閣巡りに疲れた羅、ちょっと一休みするのもいいですね。ランチもいただきましたが、大和地鶏を使ったメニューなどもおいしく、奈良らしいカフェ、といった感じです。今日参拝した漢...