自活するようになってから、母とは疎遠になってしました。ですが7年前、子宮体がんになったことを知らされ、けして仲がいい母娘ではないのですが、それでも命の灯火を考えずにはいられませんでした。帰省しても本人を前にするとギクシャクするばかり。ならば病気の回復祈願をしようと思い立ち、週末、新幹線で京都まで出かけることに。ガイドブックの「神護寺のかわらけ投げ」に妙に心惹かれ、もともとは厄除けのためらしいのですが、そのときの私はなにか物をガチャンと割りたいような気分になっていたので（母親との緊張した関係を壊したかったのかもしれません）迷わず寺へ向かいました。 紅葉のシーズン前だったので境内は閑散としていました。私は11月の晴れた空に向かい素焼きの皿を思いきり放り投げました。落下する放物線を眺めながら、とても心が落ち着いてゆくのを感じました。 幸い、母の手術は成功し、現在81歳で元気に暮らしております。
By みすず40代女性 2008年11月上旬
「かわらけ投げ」で、手術の成功祈願 （神護寺 右京区梅ヶ畑高雄町）関連ページ
- 秋の神護寺ライトアップ
- 京都バスで高尾まで小一時間をかけてずっと高尾山のほうへと登っていく。バス停を下りると、 京都 神護寺.。住所、電話、パワースポット、ご利益、交通アクセス、駐車場などの情報と参拝体験、経験談を掲載。食事、宿などの話題も
- 紅葉の神護寺を訪れる (神護寺 京都市右京区)
- 高雄にあるお寺です。近くにある西明寺、高山寺と共に三尾と呼ばれていて、紅葉の名所でもあります。私が訪れたのも紅葉真っ盛りの時期で