上賀茂神社

遷宮は端的に言うと社を新しくする作業のことです。周期が決まっている神社は式年遷宮と言って、数年前に話題になった伊勢神宮や出雲大社などがそれにあたります。賀茂別雷神社もそのひとつで、21年に一回遷宮をすることが決まっていて、2015年で42回目の遷宮でこの回数は伊勢神宮の次に多いそうです。また、世界遺産や国の重要文化財に指定されているので、建物全体を建て替えるのではなく、屋根を葺きかえることで遷宮とします。ここで二つの権殿が重要になってきます。普段は向かって右側の権殿に神様がいらして仕事をする場所で、左側は本来の権殿が使えなくなってしまった時のための予備の権殿です。遷宮の際、右側の権殿の屋根を葺きかえる時には、神様に左側の予備の権殿へお移り頂き、葺き替えが終わると、また元に戻って頂くのだそうです。訪れた11上旬には遷宮は済んでいました。

 

By Satoko


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