上賀茂神社

お払いを受けた印の浄掛 上賀茂神社 参拝記5

この一室の先へは俗世の穢れを持って入っては行けません。宮司の方がお祓いを行った後、「お払いをしました」という印でもある浄掛を掛けて、入ります。お祓いは今まで七五三や厄除けで受けたことがありますが、それはあくまでも自分に厄災を払うもので、このように聖域に入るためのお払いと言うのは初めて受けました。そして紙製の浄掛には、遷宮の際に外した屋根が使用されていて、白い中に名残の茶色い繊維が混じっているのがわかりました。首にかけると、ちょうど着物の襟だけを身に付けたようになり、清めた着物の代わりだそうです。この神社の成り立ちを知り、お祓いで清め、初めて一般人は普段は入れない権殿に近い場所、お参りをした場所の内側に入ることが出来ます。中は渡り廊下が縁側のようになっていて、そこに座って説明を聞きました。


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