〒626-0035 京都府宮津市喜多696
宮津市街地から、自転車で三十分弱程の所にある盛林寺は、山に張り付くようにあり、車通りから山門まで少々傾斜のある階段を上ります。一月だったので、階段の上り口にある白い椿の蕾が緩んでいました。明智光秀の首塚と呼ばれる所はいくつかありますが、このお寺もその一つです。本能寺の変が起きた時はちょうど娘のガラシャが夫の忠興と新婚生活を宮津で送っていた頃なので、ガラシャが首塚を建てたとされています。首塚は山にある墓地の入り口のすぐのところにあり、迷わずお参りをする事ができました。本能寺の変の後天王山の戦いで討たれたとして、山崎から辺りへは直線距離ではそこまで距離はありませんが、山や渓谷が幾重にも阻んでいるので、少しは安らかに眠る事ができるのではないでしょうか。