教浄寺

市内には日にちを別に「裸参り」が複数行われますが、こちらのものが始まりなそうです。こちらは、市内唯一の「時宗」のお寺なので、本尊が阿弥陀如来、それもあって、近隣の方たちは親しみをこめて、「おあみださん」と呼びます。1月14日の夕方、下帯に腰蓑だけを身にまとった男衆が背にしめ縄、口にくわえ紙、素足に草鞋を履いたのみ、隊列を組み約1キロの道のりを「無病息災」を祈りながら歩く姿は壮観です。参加者が持つものの中で長さ2m近い「はさみ」(神社の幣束に似ている)をかかげて左右に大きく踏み出す独特の歩みを見るのが好きでした。「この隊列を横切ってはならない」というのが不文律。これを知らない観光客やカメラマンが怒声を浴びるのは当たり前の光景です。願を掛けるのを切るからだとも聞きました。この行に3年連続で参加するとより良い願の結審があるともいわれます。沿道には、出店がならび、郷土菓子などが売られており、そこの明かりの中を雪を踏みしめる音と鈴の音、はさみに立てる「ばっさ、ばっさ」という音と男衆の身から立ち上る湯気が幻想的です。わたしは、幼少期こちらの経営する施設に過ごしたので作法とは知っていましたが、今は亡くなった旦那は知らずに、説明の途中で動いてしまい頭取さんに怒られました。「横切ってしまったら、同じ場所にもどれ、渡ったままにすると願切れる」これだけは覚えていく祭りです
瑠照 (50代女性) 20年ほどまえ(祭りは毎年、隔年くらいでいきます)


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1月の極寒の中、下帯だけの男衆の列が行くのをみた おあみださんの裸参り (教浄寺 盛岡市北山)関連ページ

厳寒のなかでの裸参り (教浄寺 盛岡市)
盛岡の複数の寺社では「裸まいり」が、主に地元の消防団員によっておこなわれます。 1月14日、夕刻 昔は近くにあった銭湯を借りて体を温めた下帯姿の男衆が一列に並んで