見内神社とは、北海道の最果ての町である稚内市から海を越えた左側にある2つの島のひとつ、礼文島にあります。礼文町香深の車道沿いにひっそりと建っている神社。極シンプルな小さな神社ですが、車道側に赤い鳥居が建っており、海側にもひとつ鳥居が建っています。車道側の鳥居を潜り海側の方へまわると、そちら側に入り口(拝殿)があるのです。中は神社らしく御飾りがされていました。しかし普段神主さんが来て祝詞をあげているような感じはありません。特別なときにのみいらっしゃるのだと推測します。伝説により、”ここの神社(たぶん中の事)は見ないほうが良い”という意味で、見内神社(みないじんじゃ)となったとか。少し影のある神社で、神社にも色々あるのだなというのが最初の感想でした。しかし安産祈願で訪れる町民もいるということで、大事にされているようです。きっと島の安全を守ってくださる神社のひとつなのでしょうね。
ハナブキ (50代女性) 1991年夏