52番札所 太山寺

この寺の起源には、豊後の富豪「真野長者」が船で嵐にあった際に観音様に祈願したところ、お寺の西側にある高浜の岸にたどり着いたとされ、その恩に報いるために一夜にして本堂を建立したとされる「一夜建立の御堂」という言い伝えがある。本瓦葺で入母屋造りの本堂は国宝。寺は厚く帰依されており、６代に渡って天皇より十一面観音像を奉納され、これも国の重要文化財となっている。受験生に人気の太子像もここに祀られています。

太山寺は四国八十八箇所の５２番札所ですが、伊予十三仏霊場の３番のお寺にあたります。毎年正月の三箇日に「すごろく参り」という行事があり、これに参加しています。太山寺はこんもりした山の中にあります。初めて行ったときは入口が分からず、山の周りをぐるぐる回っておりました。最初の門を超えて車を置き、参道を登ります。このお寺は歩く参道が長く、これがとても良いのです。竹林の中をハーハー言いながら登り階段を上がっ...

愛媛県出身の私は、子どもの時から意識することなくお寺に行っていました。例えば幼稚園の遠足や小学校の写生大会などで行きました。幼い頃は霊場などの意味は分かっていませんでしたが、お寺に行った時にあった本堂や地獄絵図などを見て今思えば身が引き締まるような気持ちになっていました。そんな気持ちがあった一方で自転車でふらっと行ったり、住職さんに鐘をつかせてもらったりして公園感覚とまではいきませんがよく遊びに行...