雷電神社

私の実家の近くには「雷電神社」という名前の神社があります。小高い所に境内があり、二つの町の境にある神社。町の向こうに行くための道にもなっています。秋にはお祭りがあり、子供たちが山車を引っ張っていました。町の各所にはお菓子ポイントがあり、ちょうど疲れるかな〜というところでお菓子がもらえます。汗をかきながらたくさんのお菓子を食べた思い出があります。私が子供のころ、神社は格好の遊び場でした。通常は石の階段を上って境内まで行くのですが、当時の我々は、がけを登り、柵を越えて境内に入ります。今みたいに大人が子供の領域を監視するようなことが少なかったので、自由に、かつ慎重に遊んでいました。しかもありがたいことに、神社の正面と裏門にはそれぞれ駄菓子屋があり、夏でも木かげでアイスなどを食べて過ごしていました。実家に帰って時間があるときは、必ず神社を通ってから行きます。30年以上前の記憶がよみがえる思いです。
By よしまる (40代男性) 時期:昭和55年