水口神社

毎年2月3日の節分祭では、水口神社境内でどんど焼きがあり、ぜんざいがあり、福引があり、家族で厄払いのために出かけられます。しかし、注目は日が沈んでから行われる豆まき行事です。拝殿にこの祭りのためだけに舞台が増設され、そこに鬼が悪さをしようと神に近づこうとします。それを阻止するため天狗が弓をひき矢を放ち鬼を追い払います。そのたびに初老(42歳厄年の氏子男性)が祈祷済みの餅と豆が入った袋をまき散らします。祭りに来た人たちは、鬼をはらった餅を我先にととりあうのですが、意外とこれは遠くにいてもとれます。鬼は一度ではなく何度も舞台から逃げてはまた神に向かってきます。そのたびに弓矢がはなたれ、餅がまかれます。難しいのはその天狗が放った矢を受け取ることです。天狗は一人ですから鬼を追い払うときは一本しか矢がはなたれません。かなりの低い確率です。中心にある舞台の左右どちらに放たれるか、拝殿に近い距離か、離れた距離か。予想しながら場所をとり、今年こそは矢を(福を)持ち帰りたい!という強い意志で臨むのですが、なかなか難しい。10年くらいつづけて行ってやっと矢に触れたと思ったら小指をかすめ、矢をとることができませんでした。自分の反射神経が少し遅く、矢を掴み取ることができませんでした。
祭り大好き人 (40代女性) 平成4年の2月3日の体験


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節分で天狗の放つ矢を受けに行った (水口神社 甲賀市水口町)関連ページ

水口曳山祭りで水口囃子を曳山の中で演奏した
4月20日に行われる水口曳山祭り。それぞれのエリアから水口神社に向けて曳山を引きます。その中で演奏されるのが水口囃子で 滋賀県甲賀市の水口神社の参拝記。住所、宗派、交通アクセス、開門時間、駐車場、パワースポットなどの情報と、個人的な体験、食事、宿などの話題も