沖縄県護国神社

お正月の初詣は参拝者がごった返すので何かと人疲れしますが、和装の参拝客が多いと「やっぱり正月だなぁ」と思います。4年前の「沖縄県護国神社」への初詣の時も相当の賑わいでした。人だかりの遠くに寺社の鳥居が見えるのですが、そこへなかなか近づけません。出店へと向かう人の流れや、おみくじ販売所へ行こうとする人の流れ、そして参道へ向かう人の流れに加え、それらを探して漂流する人々の流れが入り乱れますので鳥居に行こうとしてもなかなか辿り着けません。参拝列の一体どこが最後尾なのかが「見えない…」、こうなれば「お参りしやすい所から行こう!」と、一人で参拝に行った身軽さもあってすぐ近くに見つけた小さな鳥居から参拝開始。「中に入ればこっちのもんだ」とばかりに進んで行ったのですが、あちらこちらに点在する小さな社殿に神様が祀られているため参拝順路は「ほぼ迷路」。順路の各所に立てられた案内矢印が自分の進行方向とは逆向きである事に気付いた時点でかなり逆行していました。戻るのも二度手間ですし、順路を「正しく進行方向」に行く参拝者もそれほど多くはなかったので「邪魔にはならないだろう」と判断。そのまま逆走を続けた結果、参拝路の最初の入口手前を迷って順路を脱線。迷い出た所が沖縄県護国神社の大社殿の小脇で、そのすぐ目と鼻の先に祈祷を捧げる宮司様が舞台中央に立って居られました。左を向けば眼下に大波の如く並ぶ参拝者の列が。「舞台小脇から間違えて出て来た小道具係」の如く突っ立って大勢の視線を浴びたのでした。私が逆走して来た順路は護国神社に隣接する別の神社の参拝路だったのです。
パケラッタ (40代男性) 2013年の元旦での体験


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初詣で寺社の入り口が分からず参拝順路を逆行した (沖縄県護国神社 那覇市奥武山町)関連ページ

本州とは少し違う南国の初詣 (護国神社 那覇市)
護国神社ではところどころに沖縄らしさがありました。まずは、鳥居の側に高いヤシの木が立っていることです。鳥居とヤシの木の組み合わせは本州では絶対に見られない