節分といえば「鬼は外、福は内」というのが一般的ですが、天河では鬼を祀るという風習があるため「鬼は内、福は内」という掛け声が節分に聞かれます。天河神社で行われる節分祭りは、まず鬼をこの世に召喚することから始まります。その後境内で「鬼は内、福は内」という掛け声の中で踊りの奉納が行われます。初めて参加した時はこれだけでも神秘的な雰囲気を感じましたが、その後が圧巻でした。境内から外に出ると、炎が上がる中神官とお坊さん、そして修験道の方が一同に集まり、みんなで祝詞や般若心経、そして真言を唱えます。もともとは修験道の宿場として栄えた天河、この祭りが物語るように、何でもあり何でもウェルカムという雰囲気が異様でありながら神秘的でした。まるで日本の精神の根幹を見ているようでした。
もみじ (30代男性) 2011年2月3日
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