京都を奈良のようにしてはいけないの意味 参拝記 6/6
宇奈多理坐高御魂神社から平城宮跡を歩いてきて感じたのは、神社があった所からこの辺りまでは、1300年前は大きな都が置かれていた場所だという事、そして遷都してしまった後、この地は昔の面影もなく、原っぱとなってしまったという事です。
実は「京都を奈良のようにしてはいけない」という言葉を以前聞いた事があります。明治の時代が始まって、都が東京に移った際、京都の文化人や有力者が京都の街が衰退する事を懸念してそのように言い、首都は東京になっても京都の街の産業や観光化を促進していこうという会議が行われたという事です。そして現在でも京都の街は繁栄を保っているという事・・・。確かにこの平城宮跡の規模の大きさを考えると、ここに都があった時の繁栄ぶりはさぞかし素晴らしいものだった事でしょう。そしてそれが時の流れとともに、原っぱとなってしまった…侘しさが胸に迫ります。
しかし、それも自然な時の流れなのでしょう。現在の奈良はまた別の良さがあり、素晴らしい見どころや神社仏閣もあるのです。
帰りは大極殿の前から近鉄線の大和西大寺までバスが通っています。それに乗車してもよし、歩いても10分くらいで駅に到着します。とりあえずバスを待ちながら、今日参拝した宇奈多理坐高御魂神社や平城宮の事についてぼんやりと考えてしまいました。
奈良の歴史を感じる事が出来るエリアでもあります。よかったら宇奈多理坐高御魂神社に参拝ついでに、平城宮を歩いてみて下さいね。
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