奈良では東大寺のお松明が有名ですが、この新薬師寺ではこんじまりとした境内の中で行われ、お松明を間近で見ることができるのが魅力的でした。本堂の向かって左奥で火をつけ、参道の方へ、そして右奥の方へ回り、火が消されます。そばをお松明が通ると、バチバチと松の燃える音が聞こえ、あたりは焦げた臭いがし、熱気がむわむわとします。春とはいえ、日が暮れると寒いので、この熱気が温かく感じます。僧侶を本堂へ案内し終えると、次は声明です。参拝者も本堂に入ることができ、間近で法要をみることができます。僧侶のすぐ後ろを確保し、声明だけでなく、作法も具に観察できました。途中、散華の作法があり、一部は後ろの参拝者の方へもまいてくださり、一枚だけ頂きました。散華には牛車の絵が描かれていて、他にも数種類ほど絵柄があるようでした。 法要を近くで見る機会はあまりないので、貴重な体験でした。散華も頂くことができ、記念となりました。
By とむ (20代女性) 時期:2016年4月の行事体験
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