矢田寺

矢田寺

矢田寺〜紫陽花で知られたお寺〜

住所

奈良県大和郡山市矢田3506

電話

0743-53-1445

開門時間

8:30〜17:00

入山料

6月1日〜7月10日のあじさいシーズン 大人400円、小学生200円
シーズン以外は入山無料

駐車場

あり 1回200〜500円

山号

矢田山

宗派

高野山真言宗

本尊

延命地蔵菩薩(重要文化財)

創建

天武天皇8年(679年)

開基

智通、天武天皇(勅願)

正式名

矢田山 金剛山寺

別称

矢田の地蔵さん、アジサイ寺

札所

大和十三仏霊場5番
大和北部八十八ヶ所霊場札所
第55番 矢田寺
第56番 矢田寺観音堂

文化財

木造地蔵菩薩立像、木造阿弥陀如来坐像ほか(重要文化財)

本堂

木造二天王立像2体、梵鐘(奈良県指定文化財)


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矢田寺記事一覧

自宅から近所と言うこともあり、梅雨の晴れ間に紫陽花を見に行きました。矢田寺は山の中腹にあります。駐車場からは結構急な坂道、そして沢山の階段をのぼりきらないと本堂にはたどり着きません。一緒に行った友人は前半戦の坂道の途中から息を切らせながらのぼっていたので、大丈夫?などと声をかけながらいきました。実はランチを食べた直後でお腹いっぱいだったのです。他にも、お年寄りの方達は、自前の杖を使ってのぼっている...

お寺に詳しい友人が写真好きの私をつれていくなら・・と連れて行ってくれたのがアジサイ寺でした。行ったのが6月の終わりごろだったこともあり非常にきれいな紫陽花を撮ることができ非常に満足していたのですがよく見ると町ではあまり見かけないような種類の紫陽花もちらほら・・・私が行った日は休日ではありましたが参拝客が少なく非常に静かな空間ににぎやかに咲き誇る紫陽花がとても印象的でした。本堂にもお伺いしたのですが...

矢田寺は、大和郡山市の西にある紫陽花で知られたお寺です。最寄り駅はいくつかありますが、近鉄橿原線の近鉄郡山駅から奈良交通の路線バスが出ています。20系統矢田寺行きで、一日数本のみですが、約20分で矢田寺に到着します。矢田寺の駐車場のエリアにバス停があるので、そこから矢田寺まで歩いて6〜7分程度です。また71・72系統小泉駅東口行きで14分ほどで、横山口のバス停に着きますが、そこから歩いて25分ほど...

矢田寺は高野山真言宗のお寺で、山号は矢田山で正式の寺号を金剛山寺と言います。別名を「紫陽花寺」として知られています。シーズンになると、多くの観光客が紫陽花を目当てにこの矢田寺を訪れます。この矢田寺の歴史は古く、今から約1300年前に大海人皇子(後の天武天皇)が壬申の乱の戦勝祈願のために矢田山に登ったのが建立のきっかけとなったとの事です。無事に壬申の乱で勝利した大海人皇子は、天武天皇として即位後に智...

ようやく階段を登りきると、本堂へ向かって真っすぐ道が伸びています。少し進むと右側に大門坊がありました。この矢田寺大門坊(だいもんぼう)は、当時の塔頭の一つであります。弘法大師が25歳の時にこの矢田山へ登られて、不動明王を図写してして国家安穏・万民豊楽の誓願をたてて留錫されました。後に「三大秘密教門院」と命名された寺院の一つです。この大門坊の境内には、この矢田山の中興の祖である行海満空上人の供養塔(...

大門坊山門の左側(本堂側)には聖天堂があります。矢田聖天と呼ばれているこの聖天堂には、大聖歓喜天(聖天さま)がお祀りされています。この聖天様は、江戸時代の高僧・慈雲尊者(1718〜1804年)によって、宝暦年間に勧請されたとの事です。その他にも諸尊がお祀りされています。現在の聖天堂は、老朽化が進んだために昭和59年11月に宝形造りに改築されましたが、旧聖天堂は江戸時代初期の儒学者・熊沢蕃山が隠棲し...

矢田寺の4つの僧坊の一つがこちらの念仏院です。こちらでは紫陽花の季節にはお茶の席が設けられて、御抹茶と和菓子をいただく事ができるそうです。紫陽花を眺めながらお茶をいただくのもいいですね。もともと天武天皇の勅願によって七堂伽藍48坊というかなり大きな規模で開基されたのが矢田寺ですが、やはり後の時代に押し寄せる戦乱に巻き込まれ、その多くを焼失しています。現在は矢田寺大門坊・矢田寺念仏院・矢田寺北僧坊・...

矢田寺の紫陽花はとても有名で、紫陽花のシーズンには最寄り駅の近鉄郡山駅やJR法隆寺駅から臨時バスが出ます。近鉄郡山駅からこの矢田寺までは、約3.5kmもの距離がありますので、臨時バスはありがたいですね。境内には約8000株、そして60種類もの紫陽花が植えられているそうですが、昭和40年頃から紫陽花を境内に植えるようになったそうです。5月中旬から早いものは咲き始めるのですが、その紫陽花はツルアジサイ...

本堂に向かう少し手前に、味噌なめ地蔵というお地蔵様が安置されていました。この味噌なめ地蔵には伝説があり、その昔大和郡山の農婦が味噌の味が悪くなってしまい困っていましたが、ある夜夢の中にお地蔵様が現れて「もしその味噌を私に舐めさせたなら、味噌の味を良くしてあげよう」と告げたそうです。翌日その農婦が矢田寺に参拝しに行ったところ、本堂の手前の右側に夢に出てきたお地蔵様がいらっしゃる事に気が付き、家から味...

矢田寺は、寺伝によると天武天皇8年(679年)に、天武天皇の勅願によって智通僧上が開基したお寺です。七堂伽藍48坊を造営した、かなり大きなお寺であったそうです。その後の時代に戦渦に巻き込まれ、寺院内の多くの建物が焼失しましたが、現在残っている矢田寺北僧坊・矢田寺大門坊・矢田寺念仏院・矢田寺南僧坊の4つの僧坊を総称して、矢田寺と呼ばれているそうです。お寺の名前となった「矢田」というのは、万葉の時代か...

本堂の裏手には、大正時代に開かれた矢田寺の霊場八十八ヶ所巡りのルートがあります。矢田山の自然を巡る事もできるルート上に、四国霊場の各お寺の御本尊様と弘法大師を石仏で表し、それを回る事ができるのです。一時期この霊場巡りの山道は荒れていた事もありましたが、近年になって道の整備も行われて、90年ぶりに昔の姿を取り戻したそうです。その参拝ルートの距離は約4.5kmほどで、ちょうどよいハイキングといった感じ...

矢田寺の境内には、春日神社が置かれています。この神社の本殿は丹土塗一間社春日造となっていて檜皮葺です。室町時代の建築となっていて、その時代の特色をよく残している神社だと言われています。石段の耳石には、南北朝時代の年号である「正平2年(1347年)11月」との刻銘があります。そして大正9年の4月15日に、国の重要文化財の指定を受けています。旧村社であり、金剛山寺(矢田寺)の鎮守として創立されたそうで...

矢田寺での参拝を終えて、再び階段を下りて駐車場近くまで戻ってきました。駐車場の近くに一件のカフェがあって、中に入ってみるとなかなか素敵な雰囲気です。夏場はかき氷メニューもあるそうですし、レジの所には矢田寺らしく紫陽花の飴などが販売されています。テラス席からは、遠くに大和郡山の街並みが見えて、広々とした奈良盆地が眺められます。ここでちょっと休憩して、お茶でもいただいてから帰る事にしました。今日は車で...

矢田寺はあじさい寺ともいわれています。約60種、10,000株のあじさいが植えられています。山の上にあるので、駐車場に車を止めてから坂道を上ります。ちょっと疲れたなというくらいでお寺に到着します。あじさい園に入ると、まわりがあじさいだらけです。ピンクや青や白。変わった額あじさいもありました。起伏のある形状を利用した造りになっているので、上の方にもあじさいがあり、周りをぐるりとあじさいに囲まれていて...

矢田寺は飛鳥時代後期、天武天皇の勅願により建立された古刹です。「アジサイ寺」として有名で、毎年6月中旬から7月中旬まで「アジサイ祭り」が開催されます。境内に作られた「アジサイ園」には、約60種、10,000株のアジサイが文字通り「埋め尽くす」ように咲き誇ります。平地ではなく、山の斜面を利用して上から下まで青や紫、ピンク色に染まる風景は、美しく夢のような世界です。もともとアジサイは梅雨のイメージがあ...