南禅寺

 

言わずと知れた名所の一つで、京都市内にあります。アクセスは少々不便な場所ですが、辺りの散策や食事を含めて、南禅寺メインで行く価値が十分あると思います。南禅寺の見所は歴史を感じさせる風格やそのスケール感です。正門にあたる三門(山門)は重要文化財にも指定されている17世紀に建てられたもので、その存在感に厳かな気持ちに、あるいは写真好きにとってはテンションの上がる出迎えとなるでしょう。中の方丈庭園はかの有名な小堀遠州作で江戸初期の代表的な枯山水庭園であり、入園は別料金となりますが計算され尽くした美しさは特筆すべきものがあります。また、敷地内に水道橋があるのも南禅寺の特徴の一つです。正式名称は水路閣と言い、19世紀に琵琶湖から引かれた疎水ですが南禅寺境内を通過するためデザイン性が考慮され、煉瓦作りのアーチ型橋脚で作られており、独特の趣きがあるためか、サスペンスドラマのロケ地などにも使われています。水路閣の上は誰でも歩けるので探検気分も味わえます。南禅寺は緑豊かなので例え雨の日に行っても美しく、苔の匂いに癒やされることでしょう。南禅寺を堪能した後は、名物である湯豆腐を食すこともまた楽しみの一つ。界隈には奥丹、順正の二大有名店があり、いつも大勢の来店客で賑わっています。あるいは健脚家の方々には散策コースの一つとして哲学の道やその近くにある新島襄と八重夫妻の墓地の訪問も良いと思います。あの辺りまで行くと東山で生活する地元住民とも触れ合うことができたり、近郊にある東山高校や同志社大学の各運動部に属する生徒・学生たちのランニングに出くわすことも珍しくないでしょう。南禅寺及びその界隈は、歴史を感じられ、五感で癒やされる絶好スポットです。
guinevia (30代女性) 2005年から2015年にかけて5?6回訪問。時期は秋から冬にかけてが多いです。


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五感が研ぎ澄まされる南禅寺 (臨済宗大本山南禅寺 京都市左京区)関連ページ

南禅寺の水路閣やインクラインの桜を見に
インクラインは両端に桜が満開で咲いていたので桜の並木道のようになっており、非常に美しい景色であった。ウエディングドレスを着て撮影を行っていたが 京都の古寺と古社。京都市左京区 南禅寺 交通アクセス、イベント、時間、拝観料、パワースポット駐車場などの情報と、個人的な感想、意見、体験、口コミ、評判など。食事、宿などの話題も
夏真っ盛りの南禅寺 (南禅寺 左京区南禅寺福地町)
人力車を使って南禅寺まで向かいました。人力車のお兄さんは暑い中笑顔で車を押していて、こちらが「無理しなくていいです!大丈夫です!」と言いたくなる