自宅で新年のカウントダウンを終えて新年を迎えたあと、しっかりと着込んで家を出る。向かう先は菅原道真公を祀る、京都北西の天満宮、北野天満宮である。市内の北大路通りを進んでいくと、北野天満宮の目印になる大きな鳥居が見えてくる。その前の交差点にはたくさんの車とタクシー、そして人であふれかえっていた。時刻は1時手前。普段はひっそりとしている天満宮前もこの日は煌々とした光に照らされてあふれる人の喧騒が包んでいた。参拝の両脇にはたくさんの屋台が並ぶ。リンゴ飴、たこやき、じゃがバター。あふれんばかりの食べ物に射的やくじ引きといった遊べる屋台も混ざる。その間に挟まれた道を多くの人が行きかっていた。参拝するまでは我慢といい聞かせつつゆっくりとしか進まない参拝列の傍らで目を向けると屋台で買い物をしているたくさんの日知の笑顔が目に入る。徐々に進むこと約30分ほど、中の門をくぐり境内に入ることができた。そこからが進まない。特に本殿の正面は人が集まっているようで左右には比較的流れのはやい列がある。急ぎの方はそちらへと何度もアナウンスがされていた。そこからさらに30分ほど、やっとのことで本殿前に到着して無事一年の無病息災を祈願することができた。そのまま軽く散策してもとの道を引き返す。帰りに買ったどて煮は夜に食べたからか、寒い中我慢したからか、格別の味がした。
hikou (20代男性) 2015年1月1日
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