私は無宗教なので普段、神社に行かないが、両親に連れられて初詣でに行ったことがある。そこで巨大な賽銭箱が目に止まった。そこには来客が湯水のように安易に賽銭を投げ込んでいた。そんな間単に収入が得られるなら、おいしい商売だ。現代社会ではほとんどの人が働かなければ、収入を得られない。あるいは最近では働いても安定した収入を得られないワーキングプアと呼ばれる人もいる。それが神社では箱を置くだけで儲かるのだ。それにしても来客はなぜ賽銭を投げるのだろうか。それによって何かご利益があると信じている人はいないだろう。年賀状やヴァレンタインような虚礼や7日本のクリスマスのように、元々の精神形骸化し、ただ形式的にだけそうしている。そこにあるのは目の前に箱があるという理由だけだ。そんな楽して儲かるのがうらやましいと思った。
岡部麒仙30代男性
2010年の正月
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