子供の頃、よく少林山の七草大祭だるま市に連れて行ってもらっていた。親戚が少林山のすぐそばに住んでいて、その日は親戚中が集まり、みんなで歩いてだるま市に行くのだ。群馬県内で有名な「上毛かるた」には”縁起だるまの少林山”と読まれている。少林山は名前のとおり、小高い山になっているので、はじめは急坂を登っていく。登っていくうちにだんだんと人が増え、達磨寺に着く頃には身動きが全く取れない。当時私は小さかったので混雑すぎて前が全然見えなかった。やっとお参りを済ませると、今度は道の両側にありとあらゆるだるまがダーっと並んでいる。大きかったり小さかったり、赤かったり緑だったり白だったり、だるまははじめは目が書かれていない。購入した者が願いを込め、願いが成就したら目を書き込むからだ。だるま市はとても活気があって、楽しかったのを覚えている。大人になってから行ってないので、また行ってみたいな。
モネ (40代女性) 体験時期 1985年前後