大悲山 笠森寺 笠森観音の参拝記
坂東三十三所観音霊場31番 大悲山 笠森寺 笠森観音の参拝は、2018/12/11でした。
一つ前の札所30番平野山高蔵寺 高倉観音に、行ったのは、2018/11/27でしたから、少し間があきました。33箇所の霊場ですから、前回で結願まであと3つとなり、もう1日行けば終りとなると、少し安心したようです。ちょっと間があきました。しかし、油断しているとすぐ年末。なんとか今年に結願を迎えたいと思ってました。なにしろ最初、1番札所杉本寺にいったのは、平成12年。なんと18年が過ぎているんです。まあ、よくぞズルズルと引っ張たもんですが、それでも今日こそ結願と決めて出発です。
東京の自宅から車で出発。アクアラインを使いましたが、途中の海ほたるで休憩。そこからは30分でした。
駐車場につくと笠森観音の一帯が公園としても整備されているのがわかりました。広い面積が自然林として残っています。
参道は石の階段です、けっこう長い階段に思いましたが、駐車場から観音堂の入り口(階段下)まで7分かかっていました。途中には石仏、三本杉などのほか、「天然記念物笠森寺自然林」の石碑もありました。天然記念物だったんですね・・・。
二天門が見えるまで5分。二天門を入ると左に売店が並んでいます。招き猫などの置物が目に付きましたが、あまり興味がないので軽く流しました。
観音堂の入り口から今度は木造の階段です。これもかなりの段数がありますし、急な階段です。あとで調べたら75段だそうです。登りきったところで参拝、そして納経帳を受付てもらいます。
苦労して登った分、さすが天然記念物の自然林、その眺望が楽しめます。シーズン的になんとか紅葉が残っていて、ところどころに赤や黄色が見えます。
定型句的に房総半島一望などと書いたら大げさすぎで嘘になりますが、山々がよく見えます。房総ってこんなに山があったのかと改めて思います。
帰ってきて、いただいたパンフレットを見て気がついたのですが、駐車場から入ってきたのは二天門でしたが、他に仁王門があったようです。観音堂の右手にあるようです。いっやぁ気が付きませんでした。完全に見落としていました。
また、観音堂ですが、雨のひどい時には、登れないこともあるようです。それも盲点でした。今回は晴天とまでいきませんでしたが、雨がふらずに助かりました。
さて次に向かったのは、32番札所 音羽山清水寺 清水観音 です。千葉県いすみ市ですが、40分ほどで到着できました。
大悲山 笠森寺 笠森観音の基本情報
住所
千葉県長生郡長南町笠森302
電話
0475-46-0536
山号
大悲山
宗派
天台宗
寺格
別格大本山
本尊
十一面観音
創建年
伝・延暦3年(784年)
開基
伝・最澄
正式名
大悲山 楠光院 笠森寺
別称
笠森観音
札所
坂東三十三所観音霊場31番
日はくるる 雨はふる野の 道すがら かかる旅路を たのむかさもり
文化財
観音堂、鋳銅唐草文釣燈籠
納経時間
(夏)8:00-16:30
(冬)8:00-16:00
駐車場
あり
最寄駅
JR 茂原駅
その他
日本唯一の四方懸造りの観音堂
http://kasamori-ji.or.jp/
笠森寺(笠森観音)記事一覧
このお寺では参拝客が鐘楼で自由に鐘をつけるようになっていて、新緑があふれる境内に鐘の音が心地よく響き渡っていました。境内全体の雰囲気づくりに一役買っているような感じです。一番の見どころは、何といっても四方懸造りの観音堂です。木製の急な階段を上って回廊から風景を眺めると、何とも気持ちよく、一種の達成感が味わえました。ただ、高所恐怖の方にはつらいかもしれませんが…。それから、観音堂の土台の部分では柱や...
今から30年も前の事です。私の実家から車で行ける場所にあった笠森観音は、デートをするにはピッタリでした。森の中にあるので森林浴をしながら散策が出来て、静かな場所だったことを覚えています。寺に入ってから階上まで、木造の階段がかなり急で、滑らないように気を付けながら上がりました。磨かれて滑りやすかったので、手をつないで歩いたと思います。階上に上がる頃には息が上がって、最上段から眺めた景色が一層美しく見...