4月に桜巡りをしようと思った中で、北杜市の武川町に日本最古の桜の樹があるということで行ってみることにしました。実相寺という日蓮宗のお寺の境内にその桜の樹がありました。大きな大きなしだれ桜エドヒガンザクラで、本当に老木でした。人工で木で枝を何カ所も支えられ、何とか立っている姿は、弱々しくではなくなぜか力強さを感じました。根回りが13.5mもあり、樹齢2000年と推測されている桜の樹で、綺麗を超え神秘的なとても尊い存在でした。手を合わせじっと拝みたくなります。じっと眺めていたくなります。母のような大きな温かい存在にも感じました。周りの人たちが日々大切にしてくださっているからこそ、神代桜は生き続けてもいます。様々な移り変わりの中、生き続けているからこその美しさがあります。心洗われる場所です。
コロボックル (40代女性) 2016年4月