荒高神社

学問の神である菅原道真を祀った荒高神社の祭礼は「森さま祭り」といい、毎年9月1日に行われる山口最後の夏祭りです。八柱神社に合祀された今でも、荒高地区の住民によって守られてきたお祭りですが、高齢化のため神輿の担ぎ手が減り、リアカーで運ぶという寂しい形になっていました。そんな高齢化の影響から祭りを救ったのが地元の学生です。「地域共生演習」という授業もある山口県立大学と、八柱神社に近い野田学園高校がタッグを組み、女神輿を復活させたのです。大学生は模擬店でも携わっています。私は10年前、県立大学の学生として、この取り組みの第1回目に参加しました。地域の大人たちに教わりながら紙垂を準備したり、神輿を担いだり、運営側からお祭りに参加できた、非常に有意義な体験でした。今もこの取り組みは続いているようで、地元に根付き、共生する母校を誇りに思います。
さゆカピ (20代女性) 2007年9月


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