日光二荒山神社

電車で20分のあと、ゆっくり歩いて30分程度。実家は、ちょっと足を伸ばせば世界遺産である「日光の二社一寺」に行ける所にあります。だから、子供の頃から初詣は決まって「日光二荒山神社」でした。今年は私が多忙のために帰省出来ず、残念ながら参拝出来ませんでしたが、それまで我が家の恒例行事であった初詣は、私の密かな楽しみでした。元旦。年が明けたら仮眠をとって、午前9時には出発します。朝ご飯は食べません。清らかな状態で参拝する為だと、幼い頃から言われていました。帰った後のお節料理を楽しみに神社に向かいます。神社に到着。直進すると日光東照宮に繋がる参道には、様々な屋台が並び、早い時間にも関わらず人が溢れ返っています。それを横目で見ながら、道の左端を歩き、ひとつめの鳥居に着きます。一月の刺すような寒さの中、本当にたくさんの人が参拝のために列を作っています。私たちもそこに加わり、談笑をしながら、少しずつ進んで行きます。境内に入ると、2人ずつ、手水舎で手と口を清めます。毎年ハンカチを忘れて、母に怒られていたのは良い思い出です。家族全員が身を清めて、いよいよ参拝。お賽銭を入れて、二礼二拍手一礼。昨年の感謝と今年一年の健康を願います。私はこの時間が何となく心が暖かい感じがして大好きでした。一番の目的を果たした後は、家族全員でおみくじを引き、見せ合います。おみくじは決まって 七福神みくじ。兄と母がよく大吉を引いていた記憶があります。私がおみくじや占いが好きなのも、家族との時間を思い出すからかもしれません。おみくじを結んで、帰路につく途中、参拝前に品定めしていたいくつかの屋台を巡ります。正直な所、これが一番の楽しみでした。毎年、悩んだ末に結局クレープとイカ焼きを買っていた気がします。...これらを全て終えて、初めてまた新しい1年が始まったな、と実感していました。共働きで多忙な両親との外出は珍しい事だったので、私にとって初詣という恒例行事は、とても幸せで、大切なものでした。それはおそらく、いつも神様が暖かく迎えてくれたからだと思います。先にも述べましたが、今年はご挨拶に上がれなかったので、GWにでも帰省して、遅めのお参りをしてこようと思います。
ゆい (10代女性) 〜2016年


----------------------------------------------------

初詣の思い出 (日光二荒山神社 栃木県日光市)関連ページ

おもしろ占い! (日光二荒山神社 日光市山内)
二荒山神社はパワースポットとして有名な神社だそうで、このほかにも縁結びの笹や若返りの水など興味深いものがたくさんあり
日光二荒山神社 (日光二荒山神社 日光市中宮祠)
宇都宮にも二荒山神社がありますが私は色んな縁にご利益があるこちらの神社が凄く気に入りました。 雪の日だったのでとても洗練された感じになって