初めての大猷院は、日光山内の端の方にあるためか観光客が少なく、より静寂な神聖な空気を感じる事ができました。東照宮を凌いではいけない造りとの事ですが、仁王門・二天門・夜叉門それぞれの門の前で必ず立ち止まってしまいます。細部にまで至る見事な彫刻群、絢爛豪華の多彩な色使い、徳川の権力と威光を目の当たりにしたと共に、黒基調の大猷院に対し白基調の東照宮とはまるで、陰と陽の関係にも思えました。さらに進むと金閣殿と呼ばれる御殿のような拝殿・本殿があり、親切な宮司さんに案内され本殿手前で参拝ができました。側の販売スペースで伽羅木のお線香を購入、さすがの良い香りにいい買い物をしたな、と自分に満足して帰りました。その時非公開だった家光公の御廟が、公開された際にはまた足を運ぼうと思います。
By りらまま40代女性 時期:2009年5月