九品仏浄真寺

九品仏浄真寺

所在地

東京都世田谷区 奥沢7-41-3

山号

九品山

宗派

浄土宗

本尊

釈迦如来

創建

延宝6年(1678年)

開基

珂碩上人

正式名

九品山 浄真寺

別称

九品仏浄真寺

文化財

梵鐘、釈迦如来像他


九品仏浄真寺記事一覧

東急大井町線・九品仏駅の改札を出て左に進み、踏切を渡るとすぐに、浄真寺の参道が見えます。参道に入ると並木がほどよい木陰を作ってくれて、ゆったりした気持ちで石畳の上を歩くことができます。参道の突き当たりが総門です。門を入って少し進むと、閻魔堂があります。緑に覆われた閑静な境内の中に、朱を基調とした閻魔大王がアクセントを添えているような感じがしました。さらに左手に進むと、開山堂や「奥沢城跡」の碑があり...

浄真寺は、緑が豊かです。境内を歩いていると、心が洗われるような感じがします。最近は松の木をあまり見なくなったような気がするので、松の木がたくさん植えてあるのには感心しました。それから本堂のそばに生えていて、東京都の天然記念物に指定されているイチョウの木や、本堂の脇に生えているサギソウも、この寺のちょっとした見どころといえます。私が行ったときはサギソウが咲いていなかったし(8月に咲くそうです)、イチ...

仁王門をくぐって、本堂にお参りしました。本堂はその名にふさわしくどっしりした構えの建物で、中には釈迦牟尼如来が安置されています。2014年は、3年ごとに行われるこの寺独自の行事「来迎会(おめんかぶり)」がある年で、8月16日の午前11時に行われます。これは三仏堂と本堂の間に橋を懸け、菩薩のお面をかぶった信者がその橋を練り歩く儀式です。三仏堂は彼岸を表し、本堂は此岸を表します。どんなものなのか興味は...

本堂を参拝した後は三仏堂に足を延ばし、九品仏の由来となっている9体の阿弥陀如来像を拝観しました。三仏堂は、まさにこの寺のハイライトといってよいでしょう。ここで見事だと思ったのは、仏堂と仏像の配置です。左から順に「下・上・中」の順に配置されているのです。仏堂は左から順に下品(げぼん)堂・上品(じょうぼん)堂・中品(ちゅうぼん)堂の順に配置されていて、さらにそれぞれの仏堂に収められている仏像も、左から...

さて私が参拝した日には、5〜6人の高齢者のグループがところ構わず大声で話していたうえ、仏堂の賽銭箱の周りに座り込んで飲み物を飲んでいて、他の参拝客の迷惑になっていました。これでは下品(げぼん)が下品(げひん)になってしまいます。高齢になれば耳が遠くなるので、話す声が大きくなるのも分かるし、広い境内を歩いていれば疲れるので、座りたくなる気持ちもわかるのですが…。でも極楽浄土で羽目を外すのは、ほどほど...

2017年に、二十五菩薩来迎会、通称おめんかぶりとして親しまれている行事が行われ、数年前より近所に住んでいた私たち一家はこの日をとても楽しみにしていました。5月のGW中に行事が行われるため、実家の両親を招いて浄真寺に行きました。とても日差しの強く暑い1日でしたが、オリジナルの団扇を配っており、助かりましたし記念になりました。事前に決まっているお面をかぶった信徒さんたちが、お寺内に掲げられた橋を3度...