乃木神社
管理人は、乃木坂に職場があった時期がある。半年ほどの間だが、千代田線の乃木坂駅の、国立新美術館の反対側の出口を出ると、すぐに乃木神社だ。
9:00始業だったが、いい年をして、電車が遅れましたなんて言い訳するのも嫌でw
多少の遅れは、余裕ですぜ、早めに行ってコーヒでも飲みますぜと、駅から5分の職場でも、だいたい8:25〜8:30に地下鉄出口を出て、乃木神社の前を通るのが、月曜日から金曜日のルーチンだった。
近所に住んでいるのだろう、私と反対に駅に向かい仕事に向かう人、犬の散歩をする人たち、あるいは私が駅に向かう時は、帰路につくであろう人たちと神社の前ですれ違うのだが、その大半の人が、乃木神社の入口で向き直り、一礼をしていく。一礼といっても、人によって丁寧さは様々だ。軽く会釈に近い礼だったり、深々だったり、さっと手を合わせる人もいた。
拍手をする人は、半年の間に見なかった。拍手までするような人は、ちゃんと中まで入って参拝するのだろうな。
時に、8:30ちょうどに通り過ぎると、白い装束の神職なのか奉仕者なのか職員なのか。若い男性が、国旗を掲揚し、君が代を斉唱している。毎日やっているんだろうな。
乃木神社の見えるマンションはいくつかあるが、その中の一人の管理人などは、道路の清掃の手を止めて、手を前に組んで、その様を見守っている。
乃木神社は、結婚式などの事業も力を入れている様子が見てとれ、思い出の場所としているご夫妻も少なくないだろう。よりそい守りという人気のお守りもある。
が、その若い男性たちの振る舞いに、乃木大将を祀るという本来の乃木神社のカラーを、あらためて意識することになった経験だった。
東京都港区赤坂8丁目11番27号
http://www.nogijinja.or.jp/index.html
乃木神社記事一覧
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