申し訳ないのだが、最初から、生國魂神社を目的に伺ったわけじゃない。
その日のお目当ては、四天王寺で、歩いて向かっていく途中で、生國魂神社の参道に気がついた。
ふうむ。なかなかなんというか、神主さんや氏子さんたちの「気合い」みたいなものを感じる。
といっても、霊とか何とかパワーの話じゃない。
参道のところどころに掲揚していあるいろいろな掲示の文章が、力をこめて書いているなぁという印象なのだ。
沿革をみると結構古い。まあどこの神社も「伝」として古いんだぞという話はするが、こちら、日本書紀などにも登場しているようだ。
摂末社、境内社として11社ある。
移転してきたのか・・。どうやら最初は、今の大阪城のところにあったということだ。
豊臣秀吉が石山で大坂城の築城をした時に遷座した。
近松門左衛門の 「生玉心中」は、もちろんここが舞台だ。
そっか、ここが、あの生玉か。
「曽根崎心中」 でも、最初に、生玉社の話が出てくるが、もちろん、ここの話。
地名の単語としては知っていても、上側だけの知識なんだよね。だから、生國魂神社ときいても、すぐには思い出せない。
何にも予備知識なく参拝することになったのだが、歩いて来てみると、いろいろ得心される。
曽根崎は、生玉から、北へ向かって、歩くとそうだなぁ、50分くらいかな。
古典や歴史書に出てくる地名に対して、そんな感覚、土地勘みたいなことがあると楽しみも増えるよね。
近松門左衛門 「生玉心中」関連ページ
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