法善寺

難波で夕食を取った後、腹ごなしに法善寺横丁を歩いていたら、何やら不思議な光景が目に入りました。護摩を焚いているようです。スマホでインターネットにアクセスして調べてみたところ、毎月28日の午後7時から9時半過ぎまで行われる、水掛不動明王護摩法要だとわかりました。こうした法要を一般の人々に見える形で行うのは、なかなか珍しいことです。実際、法要を行っている場所の周囲では、大勢の人が珍しそうに法要の様子を眺めていました。中には写真を撮る人もいましたが、私はとてもそのような気持ちになれませんでした。法要ならではの厳粛な空気が周りに流れていて、写真撮影が憚られたからです。下手に軽々しく写真を撮るのは、不動明王や法要を行っている人たちに大変失礼な気がしました。とはいえ法要の光景は、写真に残さなくても十分に心に残りました。たまたま行った大阪で、珍しい光景に出会えてよかったです。
By あおき・りさ (40代女性) 時期:2016年5月28日


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