大阪の今宮戎神社は、えべっさんの愛称で知られ、大阪人にとっては特別な神社。そう、「商売繁盛で、笹もってこい!」年明けの十日戎には、大手企業の総務担当から、商店街のおやじに至るまで、大阪のあらゆる商売人たちが詣で、1年間の商売繁盛を祈ります。難波から南海電車にのって一駅、小さな駅舎を下りればすぐ。境内に入ったら、まず先年の福笹を返して、ただで配られている笹をいただきます。さてここからがたいへん。笹につける小判や米俵の細工物は、前年暮れに選ばれた福娘が、本殿脇の神社授与所で販売し、福笹につけてくれるのですが、どの娘につけてもらうかは、商売人たちの大きな楽しみであり、今年1年の運を決める大事な行事なのです。そしてお参りが終われば、肩に笹を掲げ、ミナミの街に繰り出すおじさんたちの姿もまた、大阪の年明けの風物詩といえるでしょう。
By fatfat50代男性
時期:1月10日
大阪は、年が明けたら「えべっさん」今宮戎神社関連ページ
- 商売繁盛のえべっさん (今宮戎神社 大阪市浪速区)
- 大阪ではとても有名なえべっさんなので、それはそれは混雑します。難波や大国町から神社近辺までズラーッと出店が軒を連ね、食べ歩きをしながら