吉野 五條

吉野神宮

後醍醐天皇をお祀りした山の中の神宮

 

住所

奈良県吉野郡吉野町吉野山3226

電話

開門時間

料金

交通アクセス

主祭神

後醍醐天皇

社格

官幣大社・別表神社

創建

明治25年(1892年)

例祭

9月27日


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吉野神宮記事一覧

吉野神宮へは、電車の場合は近鉄吉野線が便利です。大阪方面からは近鉄南大阪線がそのまま近鉄吉野線となり、阿部野橋から吉野まで乗り換えなしの一本で行く事が出来ます。電車の運賃は970円と1000円かかりません。時間は約1時間30分ほどです。京都からは、途中橿原神宮で一回乗り換えがありますが、約2時間10分で到着します。運賃は1230円ですが、有料特急を利用して1時間40分で指定席でゆっくりくつろぎなが...

吉野神宮駅の改札を出るとすぐ左側に大きな鳥居が見えるので、迷うといった事はありません。鳥居をくぐって道なりに上がっていけばよいのです。ふと鳥居の左側を見ると、吉野の山やお寺のような建物が遠くに見えます。昔はこの吉野神宮の当たりを通って、吉野の山に向かったのでしょうね。坂を上がり始めますが、駅から1kmと案内にはありましたから、まあ大した距離ではないでしょう。呑気に坂を上がり始めた私ですが、途中から...

案内に合ったとおり、本当に1kmに20分かかりました。ヒーヒー言いながら何とか歩き続けて、吉野神宮が見えた瞬間はうれしかった〜!気を取り直して、参拝しましょう。鳥居をくぐり、吉野神宮参道を進みますが、この道は長峰道といって尾根伝いの吉野へ続くメインの道だったそうです。昭和の初めに電車が開通し、駅から車道が惹かれるようになるまでは、昔から尾根伝いの道を、修験者をはじめとした色々な人々が歩いた道だった...

吉野神宮の御祭神は、第96代後醍醐天皇ですが、御神体は後村上天皇自ら刻んだとされる後醍醐天皇像だそうです。明治時代中期に吉水神社からこちらへ移されたという事です。吉野神宮は、明治22年(1889年)創建されていますが、その一年前に明治天皇の裁可によって吉野宮として創立される事が決まったのです。現在の社殿は昭和7年(1932年)に改築されたそうで、建物は北を向いている、つまり京都に向かって建てられて...

しかし、坂の上まで毎日歩きでは大変でしょう。本殿でお守りなどを扱っているスペースがあり、そこに宮司さんがいましたが、ふと目があったので、話しかけてみました。その宮司さんは町から通っているそうですが、近くに社務所があるので別の宮司さんがそこで寝泊りをしているそうです。山の下の町まではかなりの坂ですから、やっぱり車がないとどうにもならないとの事、私が歩いてきたというと、この頃は歩きの人は少ないのですよ...

摂社の案内を見ると、後醍醐天皇に縁のある人を中心としてお祀りされているのが分かります。日野資朝・俊基、その他児島高徳、桜山?俊、土居道増、得能道綱など、たくさんの公卿や武士がお祀りされているのです。それほど大きな摂社ではありませんが、なかなか満員御礼です。再び神宮の参道を歩きながら、ふとこの神宮は北を向いているという事を思い出しました。まっすぐ先を見ながら、ああ、この山や空は京都に続いているのだな...