韋駄天

韋駄天〜吉野を一望する丘にある神社〜

例祭

毎年7月6日

場所

「蔵王堂」前の「二天門跡」の石段を下り南へ登る。
吉野山ビジターセンターを過ぎて直ぐ道の右の標高370mの小高い丘が「韋駄天山」

 

韋駄天は仏法を守る守護神


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韋駄天記事一覧

吉野の韋駄天の最寄り駅は、近鉄吉野線の終点吉野駅です。京都駅からは近鉄橿原線で橿原神宮まで有料特急で移動し、そこから近鉄吉野線に乗り換えます。所要時間は約1時間40分です。大阪方面からは、大阪阿倍野橋駅からやはり有料特急で約1時間15分です。そして、名古屋方面から来る場合は、近鉄名古屋駅からだと約2時間55分かかります。近鉄名古屋駅から有料特急で大和八木駅まで移動し、そこから近鉄橿原線に乗り換えて...

韋駄天のお社に行くには、蔵王堂からもう少し山の上の方まで進みます。すると、進行方向右側に階段があって、この階段がある小山が、韋駄天山と名付けられています。この階段を上がったところが標高370mの韋駄天山のてっぺんで、韋駄天の神様がいらっしゃるところなのです。韋駄天というのは、もともとはヒンドゥー教のスカンダが仏教に取り込まれて、仏法を守る神となったといわれています。増長神の八将の一神であり、四天王...

階段を上がるとちょっとした広場のようになっていて、少し奥に韋駄天の神様をお祀りしたお社がありました。小さいですが、とても眺めが良いところにあります。韋駄天の神様は足が速いという事で知られていますが、風通しの良いこの場所は、いかにも韋駄天にピッタリなように感じました。韋駄天が足が速いという事が言われるようになったのは、俗説とは言われていますが、帝釈天に収める仏舎利(おしゃか様の遺骨)を捷疾鬼(しょう...

韋駄天は子供の守り神でもあるそうで、子供を病魔から守ってくれるといわれています。その韋駄天の毎年の例祭は、7月6日に行われるそうです。小さなお社ですが、地元の吉野の人にきちんとお祀りされているのですね。お参りをすませて、奥の方に目を向けると、蔵王堂の大きな屋根が見えます。この韋駄天山は標高370mで、特に下千本の方面に向けて視界が開けていて、とてもよく見えるのです。吉野山は山岳信仰が盛んな土地であ...

韋駄天での参拝をすませて、蔵王堂でもお参りをして再びケーブルの吉野山駅の方へ進みます。その途中、黒い門をくぐりますが、これが金峯山寺の総門である「黒門」です。吉野山全体の門でもあるという位置づけだそうです。この門の形は高麗門(こうらいもん)という様式で、よく城郭などに用いられたとの事です。中世の時代は、たとえお公家様や武家の大名であっても、この門を通行する時には馬を下りて槍を伏せて通ったそうです。...