宇奈多理坐高御魂神社〜平城宮跡のすぐ近くの神社〜
所在地
奈良県奈良市法華寺町600
御祭神
高御魂尊 (たかみむすびのみこと)
天太玉命 (あめのふとたまのみこと)
思兼命 (おもいかねのみこと)
猿田彦命 (さるたひこのみこと) 猿田彦神社
手力男命 (たじからおのみこと) 手力男神社
大宮媛命 (おおみやひめのみこと) 大宮媛神社
天鈿女命 (あめのうずめのみこと) 天鈿女神社
豊岩窓命 (とよいわまどのみこと) 豊岩窓神社
旧社格
指定村社・式内大社
駐車場
平城京利用が便利
宇奈多理坐高御魂神社記事一覧
平城宮跡のすぐ近くにあるのが、宇奈多理坐高御魂神社です。最寄駅は、近鉄線の西大寺駅から歩いて平城宮跡を通り抜けるという行き方と、もう一つはやはり近鉄奈良線の新大宮駅から歩いて約20分という行き方と、二つあります。近鉄線の西大寺駅は、近鉄奈良線と橿原線の両方が停車する駅であり、京都からも大阪からも一時間かからないくらいです。新大宮駅も、大阪方面から乗り換えなしでくる事が出来ます。ただしどちらの駅から...
てくてく歩いて、ようやく神社の近くにやってきました。深い木立が見えてきて、あ!あの森なのね〜と目につきます。今日は新大宮駅から歩いてきましたが、住宅街などを通り抜けて平城宮跡に近づいたな…と思ったら、森が現れたという感じです。言い伝えによれば、武内宿禰(たけうちすくね)という古事記にも出てくる人物が勧請をしたとも言われ、「日本書紀」によると、持統天皇6年(692年)には新羅の調を伊勢・住吉・紀伊・...
神社の参道を進んでいくと、神社の本殿入口が見えてきました・・・が、門が閉まっています。普段から一般公開はしていないのか、人の気配もありません。しかし、本殿入口には看板があって、室町時代初期の建築であり、重要文化財という事が書かれています。実は、この神社へ参拝しようと思ったきっかけが、この重要文化財であるという事が、奈良県の地図に記載されていた事なのです。平城宮の周辺を地図で見ていたら、この神社が乗...
宇奈多理坐高神社で参拝を終えた後、平城宮跡の方へ向かいます。すぐ近くには、東院庭園があり、こちらも見学していきましょう。もともとは、外交や宴会がこの場所で行われていたという事ですが、奈良時代の優美な庭園の様子が再現されています。その庭園の主題となっているのは、自然の風景を表すという事であり、平安時代以降の庭園の原型ともなっているそうです。月曜日と年末年始は閉館しますが、他の日は9時から16時まで入...
東院庭園を出て、そのまま平城宮跡のシンボルでもある第一次大極殿へ向かいます。大極殿は、天皇の即位式を始めとして国の重要な儀式が行われたという平城宮の中心的な施設であったそうです。現在復元された大極殿は、内部に天皇が着座する玉座である高御座(たかみくら)や展示品、そして説明文などがあり、見ごたえもあります。しかし、何より大きくて、遠くからも目立つし実際に入ってみると、そのスケールの大きさにびっくりし...
宇奈多理坐高御魂神社から平城宮跡を歩いてきて感じたのは、神社があった所からこの辺りまでは、1300年前は大きな都が置かれていた場所だという事、そして遷都してしまった後、この地は昔の面影もなく、原っぱとなってしまったという事です。実は「京都を奈良のようにしてはいけない」という言葉を以前聞いた事があります。明治の時代が始まって、都が東京に移った際、京都の文化人や有力者が京都の街が衰退する事を懸念してそ...