称念寺

称念寺〜奈良町の松尾芭蕉の句碑のあるお寺〜


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称念寺記事一覧

称念寺の最寄り駅は、近鉄奈良駅とJR奈良駅です。どちらの駅からも歩く事が出来ますが、若干近鉄奈良駅からの方が近いです。近鉄奈良駅までは、京都方面からは近鉄橿原線で、大阪方面からは近鉄奈良線で一本です。どちらからも有料特急が出ていますので、そちらを利用してもいいでしょう。また、駅前からはタクシーに乗る事もできますので、歩くのがちょっとという方は、タクシーを利用してもいいですね。また、JR桜井線(万葉...

奈良町にある称念寺は浄土宗のお寺で、一心山築地院称念寺です。仁安2年(1167年)に重源上人が開山されたという事です。もともとはこの場所にあったわけではなく、ここから東に200mほど行ったところにある築地之内町にあったといわれています。その頃は草庵であったそうで、それが称念寺の始まりでした。16世紀末に頓誉上人によってこの地に再興され、浄土宗のお寺となりました。この辺りは、井原西鶴の「好色一代男」...

称念寺の本堂は、奈良県の指定文化財となっています。寛永6年(1629年)に建立されていますが、一棟造りとなっています。棟木の墨書きが残っていて、そこに建立の年代や大工の名前が書かれています。こういう記録のようなものがあると、後々に資料となって、とても助かりますね。内部は、手前を外陣、奥中央を内陣、内陣両脇を脇陣とする造りとなっていますが、これは浄土宗の本堂の典型的な形式であるそうです。奈良町におけ...

本堂の正面近くには、松尾芭蕉の句碑があります。県内最古と言われているもので、元禄7年(1694年)9月9日の重陽・菊の節句に松尾芭蕉が立ち寄った時、このお寺で詠まれた句だという事が伝わっています。。芭蕉は奈良から大阪に向かう途中にこの地に立ち寄り、句を詠んで再び旅路を進めていったのです。そして、芭蕉が奈良に訪れたのは最後となりました。「菊の香や 奈良には古き 仏たち」芭蕉がこの地に立ち寄ったのは、...

本堂を見て右側には、大きな塚があります。よく見るとお墓を積み上げて重ねたようにも見えます。最初遠くから見た時には、普通の石の塚かと思いましたが、近づいてみると違う・・・。気が付いた時には結構驚きました。夜このお寺に来たら、ちょっと驚いてしまうかもしれません。もしかしたら、このお寺に運び込まれた娼妓達ゆかりのものもあるのかな・・・と思いながら、称念寺を後にしました。称念寺は、奈良町界隈にあって、近く...