往馬大社〜生駒の山にある歴史の古い神社〜
住所
奈良県生駒市壱分町1527-1
主祭神
伊古麻都比古神
伊古麻都比賣神
氣長足比賣命
足仲津比古命
譽田別命
葛城高額姫命
息長宿禰王
社格
式内社(大)・県社
本殿様式
春日造
別名
往馬大社
生駒神社
例祭
10月第2日曜日 火神祭
往馬大社記事一覧
往馬大社の最寄り駅は、近鉄生駒線の一分駅です。この一分駅から歩いて約6分程の距離です。京都方面からは近鉄橿原線で大和西大寺駅まで来て近鉄奈良線に乗り換えをします。そこから生駒駅まで移動し、そして近鉄生駒線に乗り換えをします。大阪方面からは、近鉄奈良線で生駒駅まで来て、そこで近鉄生駒線に乗り換えをします。車で来る場合は、大阪方面からは第二阪奈有料自動車道の壱分ランプ・小瀬料金所から車で5分ほどの距離...
生駒大社として知られているこちらの神社の正式名称は、往馬坐伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)と言います。別名を往馬大社・生駒神社とも呼ばれているこの神社の歴史は古く、創立年代は定かではないそうです。しかし日本有数の古社として知られていて、生駒谷十七郷の氏神として鎮座し、奈良県内では他に大神神社や石上神宮と同じように神奈備(かんなび=生駒山)をご神体としてお祀りしています。境内は...
往馬大社に関するもっとも古い記述となるのは「総国風土記」の雄略天皇3年(458年)です。この年を御鎮座とすると、平成21年には何と1550年を迎えた事となります。その他にも正倉院文書にも記載が見られ、奈良時代からすでに朝廷とのかかわりがあった事が分かります。平安時代の「延喜式(えんぎしき)」(927年)では、往馬坐伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこ)神社二座が官幣大に列せられ、その内一座...
往馬大社の本殿には7柱の神様が鎮座されていらっしゃいます。伊古麻都比古神 いこまつひこのかみ(産土大神 うぶすなのおおかみ)伊古麻都比賣神 いこまつひめのかみ(産土大神 うぶすなのおおかみ)息長足比賣尊 おきながたらしひめのみこと(神功皇后 じんぐうこうごう)足仲津比古尊 たらしなかつひこのみこと(仲哀天皇 ちゅうあいてんのう)誉田別尊 ほんだわけのみこと(応神天皇 おうじんてんのう)葛城高額姫命...
往馬大社は古くから「火の神」としても崇敬が厚く、平安時代の「北山抄」や「亀相記」という書物には、天皇の大嘗祭の儀にもこの大社の御神木でもある薄墨桜の木が使用されたという事が記載されています。実際に大嘗祭で用いられる浄火を起こす道具としての火きり木は、代々往馬大社が奉納しているという事です。その大助祭に使われるという御神木の淡墨桜は、境内で大切に守られて今でも現存しています。こちらの御祭神である伊古...
境内には色々な摂社などがお祀りされていますが、その中の一つに十一面観音立像を安置した観音堂があります。この観音立像は、鎌倉末期から室町初期のものと言われていて、雲慶の作と言われています。幕末までは、この場所に大般若経六百巻を納めた経堂が存在したそうですが、廃仏毀釈で経堂は解体されてしまい、観音像も一時他の寺へ預けられたとの事です。その後再び往馬大社に戻ってきた観音像は、長い間仮安置されていましたが...
祓戸社の御祭神は、瀬津比賣神(せおりつかめ)であらせられます。祓戸社は、それなりの大きな神社には必ずあり、本殿に参拝する前にこちらにお参りして、数々の穢れや罪を落とすようにします。そして清い身となってから、いよいよ本殿に参拝するのです。御祭神の瀬津比賣神は、瀬尾津姫として名前が良く知られた神であり、祓戸四神の一神であり、災厄抜除の女神でもあります。この髪の名前の由来というのは、川の早瀬の穢れを清め...
往馬社の境内には、他にも多くの摂社があります。そのうちのいくつかをご紹介すると・・・・生駒戎神社(いこまえびすじんじゃ) 御祭神は事代主(ことしろのぬし)神であらせられます。・南末社 こちらは4座置かれており、右から伊弉諾社(イザナギ社)御祭神は伊弉諾命・伊邪那美命、住吉社(すみよし社 )御祭神は底筒男命・中筒男命・表筒男命、猿田彦社(さるたひこ社)御祭神は猿田彦神、稲荷社(いなり社)御 祭神は宇...
夏越の大祓は、毎年6月終わり頃にその年の穢れなどを半年たった時に お払いする、伝統行事です。 知らず知らずのうちに降り積もった心身の罪や汚れを祓い清め、 厄災から逃れるための神事として、古くから全国各地で行われているそうです。 小さい地元の神社などではやっていないところもあるようですが 地元の往馬(いこま)大社では 夏越の大祓をやっているということなので行きました。あまり知られていない行事なので ...