北向観音の参拝記
北向観音へ
北向観音へは、善光寺とセットで一泊二日の旅程を組んで参拝しました。2018/12/17です。
公共交通機関だけでは厳しいでしょうが、自動社ちょっと無理すれば、日帰りでの参拝も可能だとは思いましたが、善光寺ののある長野市も、北向観音のある上田市、別所温泉も行ったことのないエリアですから、他の見どころも見ておこうと、一泊二日で。そして運転に気を取られず周りの景色や風情を感じたかったので、電車+バスで行くことにしました。
初日は長野市へ行き善光寺へ。ギリギリの時間まで長野市を観光してから、電車で上田、別所温泉と移動し宿泊。翌日の朝、北向観音に参拝、再び上田電鉄で上田に戻り、真田神社のある上田城、上田市博物館、池波正太郎真田太平館などを見て帰るという行程です。
北向観音、別所温泉に向かう上田電鉄は、なかなか気合の入った第3セクターだと思います。観光客の喜びそうな小技、ギミックを駆使している感があります。管理人は興味、趣味の範囲の外ですが、悪印象をあたえるほどのあざとさではありませんでした。自動車を選ばなかったのは、こういったローカル線に乗りたいと思ったのもあります。
そもそも北向観音と善光寺へ行こう・・・などと思ったのは、坂東三十三所観音霊場を結願できたからです。秩父三十四観音巡礼もその前にまわっておりましたので、本当は一〇〇観音の後に行くほうがよかったんでしょうが、西国はいつになるかわかりませんし、坂東三十三所観音霊場の結願のこの機会に行っておくことにしたのです。
別所温泉
別所温泉で宿泊したのは、かわせみの宿。北向観音から近いというのも宿を選択するポイントのひとつでした。が、まあなんというか、別所温泉の街そのものがそれほど大きな町ではありませんから、北向観音との距離を気にして選ぶことはなかったかもしれません。ほとんどの観光スポットは歩いてすぐ・・・です。
ただ、町の中でも高い場所にある宿だったのでは、これは歩いて廻る上で良かったと思います。一番とはいいませんがかなり高い場所で眺めのいいほうの宿なんでしょう。位置というのはお風呂(露天)の眺望とか宿として良し悪しにも関係もありますが、観光協会の送迎の車で上りは楽ですし、翌朝は北向観音をスタートして、安楽寺、常楽寺など町を歩いていくのに、概ね下りつつ別所温泉駅を目指して歩くことになり、その面もかなり楽でした。車で別所温泉、北向観音を訪れるならあまり関係ないかもしれませんけどね。もう一度、北向観音、別所温泉にいくなら、リピートしてもいいかなぁというレベルの宿でした。
ところで別所温泉は信州の鎌倉ともいうんですね。自称ですかね、そんな看板がありました。
北向観音
境内や本堂の様については、どうか実際に行って下さい・・・としかいいようがありません。個人的には18年かかって坂東三十三所観音霊場の結願となりましたので、感慨ひとしおでした。
みたらしが温泉だったのは、さすが別所温泉という感じですね。
朝が早かった+12月でシーズンオフ?だからでしょうか、表参道のお店はほとんど開いてませんでした。
北向観音の後は 別所温泉観光の定番、安楽寺、常楽寺とまわり、別所温泉駅を目指しました。
安楽寺
安楽寺は本当は別のページにするべきなのですが、それほど書くこともなさそうなので、とりあえず、北向観音のページに間借りしておきます。きっと参拝する人も、北向観音、安楽寺、常楽寺は、一通り廻る人が大半でしょうし。
北向観音から安楽寺への道ですが、なんと凍ってました。歩くと滑ります。ちょっと驚きでした。安楽寺で一番の見どころは国宝八角三重塔となっています。建立年代の面で、禅宗様建築の最古とされています。
が、八角三重塔よりも、管理人的には、輪蔵(経堂の中)もなかなかだと思ってます。この辺は好みの問題なんですけどね。
拝観料は300円でした。
安楽寺から常楽寺へは、石畳の遊歩道を歩いて行きます。途中見晴らしのいい場所もあり、歩いて楽しい道です。この遊歩道は凍っていませんでした。
常楽寺
なんといっても、茅葺きの本堂が素敵です。
庭の松とか、いろいろありますが、文句なしにここの見どころは、本堂の茅葺きです。
眺めのいい場所ですから、お寺のやっている梅楽園で休憩するのもいいかもしれませんが、朝から北向観音をまわって現在10:00。まだ開いてませんでした。
そのまま常楽寺の参道でもある遊歩道を下り、駅を目指します。
途中仁王堂というのがありました。仁王門ではなく、仁王堂です。再建されたのは平成でした。
北向観音の基本情報
住所
長野県上田市別所温泉1666
山号
北向山
宗派
天台宗
本尊
千手観音菩薩
創建年
(伝)天長2年(825年)
開基(伝)円仁
札所等
坂東三十三所観音霊場番外札所
中部四十九薬師霊場2番
信濃三十三観音霊場客番
塩田平札所めぐり客番
別名
善光寺対の寺
その他
http://www.kitamuki-kannon.com/
北向観音記事一覧
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