西方寺の参拝記
西方寺は1615年、1700年に善光寺の仮本堂になっています。仮本堂のことを権堂ともいうようですが、西方寺には「権堂」という表現は残っていません。西方寺より先(1199年)には善光寺七福神の往生院が仮本堂となった時期がありますが、往生院の周辺のほうは権堂町になっています。
1871には、中野から長野市へ県庁が移ったのですが、その際の仮の県庁は西方寺になるなど、長野や善光寺の歴史を語る際に、必ず登場してくるお寺でもあります。
管理人は、2018/12/16 善光寺への参拝の際、長野駅でお願いした観光案内所のボランティアガイドさんの案内で参拝しました。たぶんガイドがなければ、立ち寄らなかったと思います。善光寺七福神の弁財天(往生院)のあと、善光寺への参道の5丁を過ぎ、大門で左折します。
帰ってから西方寺さんのパンフレットをゆっくり見ると、本堂やチベットの観経マンダラ、チベット塑像などなどが推されています。たしかに素晴らしいものなのですが、凡人である管理人がここ西方寺でもっとも印象に残ったのは、色砂を使って作られたマンダラです。その日、西方寺のあと善光寺へ行き、善光寺資料館にも、この色砂で作られたチベットマンダラがありました。西方寺より善光寺にあったもののほうが大きかったのですが、印象は西方寺のほうが強く残ってます。先に見たということもあるでしょうし、光線が明るく見やすかったというのもあるのでしょうね。西方寺のこの色砂のマンダラは、西光寺発の観光ガイドさんが待機している建物の中にあります。気をつけないと見落としてしまうでしょう。
西方寺のあとは、ガイドさんに連れられて、武井神社に向かいました。
西方寺基本情報
山号
安養山
院号
極楽院
寺号
西方寺
宗派
浄土宗
住所
長野県長野市西町1019
電話
026-237-2707