長野市の善光寺に行った際、長野駅の観光案内所にガイドさんがいて案内をお願いしました。
教えていただいた内容のひとつに、明治維新の後、廃藩置県で県を置いていますが、長野市のエリアは後から中野県に編入されました、それなのに中野県が長野県になり、長野の県庁所在地をどこにするかという選定の際、この場所、長野市に決定したのは、善光寺があったからというのが大きな理由だったそうです。県庁も最初は善光寺とゆかりのあるお寺 西方寺の建物を使ったそうです。
後に信越本線が通る時、長野駅の場所も善光寺との関係で決まったそうです。今も長野駅の構内から参道が始まっていて、駅の中に「18丁」と彫られた碑がります。この数字は善光寺に向かって参道を進むと減っていきます。丁石といい1丁は約108メートルだそうです。
町を歩きながらガイドさんの話の中に、「長野市は、善光寺を中心に出来上がっているんですよ」というのがあり、たしかにそうだなぁと参道を歩き、地図をみて、納得するものがありました。
さて、旅から帰ってきた今思えば、こういう豆(?)知識も、ガイドさんを頼んだからこそ知り得たことでした。例えば18丁の碑は改札の近くにあり、降りた時には完全に見落としていて、ガイドさんに連れられて戻って教えてもらいましたから、そのまま気が付かずに帰ってしまうところでした。
管理人の場合、日帰りの団体ツアーなどは時間や行動に制限があって、自分のペースで、気に入った仏像などはじっくりみてしまうので、寺社を拝観するのには向いていないと思ってます。しかし1,2時間程度のボランティアのガイドさんは、広島の厳島神社、福岡の太宰府天満宮などでもお願いしましたが、いずれもなかなかいいものでした。時間が許せば頼んでみるのもアリかと思います。
長野市ガイド協会で用意しているガイドコースは、9コースでした。このうち4つは当日飛び込みでも受け付けてくれます。残りの5つは事前予約が必要です。勿論これは、管理人が利用した時(2018/12)の情報ですから、変わっているかもしれません。
時間が十分ありましたので、善光寺七福神めぐりと、大本願宝物殿拝観と善光寺ゆかりの寺社をガイドとめぐるの2つのコースをハシゴをお願いしたところ、1コース500円を2つ分、1000円ですが、廻る順番を最適化して、効率よく歩けるようにしてくださるなど、柔軟に対応してもらいました。ちょうど観光シーズンとしては、閑散期で、ヒマだったからやってくれたんでしょうね。ひとりだけだったし。
でもね、「長野市は善光寺しかないんです!」というガイドさんの善光寺愛は理解できますが、言い過ぎじゃないかなぁ、戸隠だって行政区分としては、長野市ですからねぇ・・・。大丈夫ですか?戸隠の人に怒られちゃいませんか?