虚空蔵法輪寺

小学校6年生(数え年で13歳になる年)の時に、京都の嵐山にある虚空蔵菩薩にお参りに行きました。京都ではポピュラーな十三参りという行事です。京都生まれで京都育ちの祖母はしばしば私たち孫を京都の行事に参加させてくれました。十三参りでは好きな文字を一文字筆で書くのですが、私はただ単に自分が書きやすいから好きだという理由で「水」と書いてしまいました。本来ならば「愛」とか「心」とか大切にしたいものを一文字書くのが一般的だったようで後でそのことを知って大変後悔しました。また長い階段を下りるとき、振り向いたら授かった知恵を落としてしまうと言われているのに、なぜだか振り向いてしまい、悲しい思いをしたことを思いだします。
By さくら (40代女性)時期:1980年の5月ごろの体験


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