京都での大学生時代に、有名な床もみじを見に実相院へ行きました。京都市街地から少し離れた山近くにあり、周りは静かで落ち着いた雰囲気でした。門跡寺院で狩野派の絵もたくさん堪能できるのですが、有名なのが紅葉の時期の床もみじと、新緑の時期の床みどりです。奥の院と客殿にある石庭と、比叡山を借景にした庭園がある実相院ですが、床もみじや床みどりは借景庭園のほうです。滝の間にある黒光りする床に紅葉がうつって、黒い床が紅葉の色で真っ赤に染まっていました。ハッと息をのむほど綺麗で、美しいという表現の方が合っているような感じでした。京都の他の寺院より少し離れた場所にあるので行くのが少し大変だったのですが、行く価値がある美しい寺院でした。
By ゆかママ (30代女性)時期:2005年11月
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