法住寺

日々の生活や仕事に疲れを感じ、気分転換に「そうだ京都行こう!」と思い立って1人旅を計画しました。今回の旅のテーマとして@現地の人とのふれあうA何かひとつ体たあとには寺務所にて験をする と決めており、その一環として写経体験を行うことにしました。京都市内ではいくつかのお寺で体験することができますが、その中で三十三間堂の隣にあるお寺「法住寺」にて体験を行うことにしました。表の通りは観光客や修学旅行生で賑わっていますが、お寺の付近は人通りが少なく、物静かです。お寺に入り、寺務所にて受付を済ませるとまずは本堂へのお参りです。線香を供え合掌し、心を整えます。続いて、写経を体験するお堂に通され「塗香」と呼ばれるお香で体を清め、再び合掌。お香の良い香りと、お寺の静けさで心が落ち着きます。そして、窓際の席に着席し写経に移ります。窓からは6月の美しい新緑と青空が覗いていました。(本堂を写さなければ写真撮影も可だそうです)そこから30分ほど、静かなお堂に1人きりで般若心行の写経を行いました。最中、後ろで焚いてくれた蚊取り線香の匂いにノスタルジーを感じます。そして、最後には願い事を記入して終了です。書きなれない筆遣いが難しかったですが、遠目からみるとなかなかの完成度(笑)終わったあとには、寺務所にてお茶とご朱印をいただけます。約1時間の体験を通して、心を洗われたような気分になり、とても清々しい気持ちになりました。少しマイナーなお寺かもしれませんが、箱庭の綺麗な景色と静けさは格別です。心を整えたい方、私のような日々の生活に疲れた方(笑)、ぜひ体験していただきたいと思います。
モナ子 (20代女性) 2017年の6月


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