鎌倉宮

鎌倉宮 (神奈川県鎌倉市)

住所

神奈川県鎌倉市二階堂154

電話番号

交通アクセス

開門時間

料金

駐車場

主祭神

護良親王

社格

官幣中社

創建

明治2年(1869年)

例祭

8月20日


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鎌倉宮記事一覧

先日、鎌倉宮に野菜を買いに行ってきました。第2、第4日曜日に、境内で朝市をやっているんです。朝市と言っても、お店がたくさん出ているのではなく、三浦の方から、取れたてのお野菜の販売をしに農家の方がきているようです。歩いて行ける距離ですし、以前お参りに行った事もありましたが、朝市をやっているのは知りませんでした。新聞の折り込みチラシで初めて知って、せっかくなので行ってみたのです。小玉すいかとトウモロコ...

真夏の昼、江ノ電に揺られながら強い日差しの中を鎌倉まで赴いた。目的は護良親王が神として祭られている鎌倉宮に参るためだ。鎌倉宮は大塔宮と別称で呼ばれているが、これは護良親王のことをいう。訪れたのは、7月21日で新暦と旧暦と暦の違いはあるが、護良親王がこの地に幽閉され、足利尊氏の弟直義によって討たれた7月23日の二日前に当たる。蒸れるような夏草の中、「大塔宮御坐所」と記した自然石の碑が静かに立っていた...

杉本寺(坂東観音巡礼1番札所)で古刹の良さを堪能した後は、趣向を変えて鎌倉宮へ歩いて行くことにしました。石段を降りて、バス通りを鎌倉駅の方向に少し歩いて、小学校の角を右に曲がりました。小学校から鎌倉宮にかけての一帯は、広い邸宅が何軒も並ぶ高級住宅地です。「こんな邸宅に住んでいる人たちは、いったいどのような生活をしているのだろう?」そんな俗物じみたことを考えながら、ところどころにある道案内を頼りに歩...

鎌倉宮は、上が赤く下が白い、特徴のある鳥居が目印です。鳥居の横には「官幣中社鎌倉宮」と書かれた石碑があり、創建は明治時代と比較的新しいながらも、格の高い神社であったことがわかります。鳥居をくぐり、手水舎で手と口をすすぎ、拝殿で賽銭をあげてお祈りしました。ここまでは他の神社へのお参りとほとんど変わらず、拝観料もかかりません。でも、鎌倉宮の本当の見どころはこの先です。お祈りの後、拝殿の横にある受付で拝...

拝観料を支払って入った先は、木陰が多くなり、無料の区域とは雰囲気が変わります。右手に本殿がありますが、塀で囲ってあるうえに非公開なので、何やら神秘的な感じがします。順路をさらに奥に進み、突き当たりを右に曲がって石段を少し上がると、護良親王(もりながしんのう)が幽閉された土牢に着きました。―土牢を見た瞬間、はっと息をのんでしまいました。小高い山の斜面を掘っただけの、畳2〜3枚程度の広さの空間です。こ...

土牢から石段を右に少し下ると、御構廟があります。土牢で暗殺された護良親王の首級が置かれたとされる場所です。周辺を歩いていて、とにかくぞっとするばかりでした。権力者が自分の野望を果たすために、不条理な言いがかり(?)をつけて人を殺し、その首を公衆の面前にさらすなんて、現代ではあり得ないことです。人権という概念がなく、殺人がまかり通っていた室町時代と、現代とのギャップを改めて感じました。―もっとも現代...

御構廟を過ぎて、宝物殿に着きました。ここでやっと穏やかな気持ちになれました。宝物殿は率直に言って、古い美術品をただ並べてあるような感じでしたが、それでも維持するのはそれなりに大変だと推察します。宝物殿の向かい側には神札授与所があり、大小の獅子頭のお守りが並んでいました。交通安全のお守りとして知られていて、実際にお守りが事故を防いだというエピソードも紹介されていました。土牢や御構廟で血の気が引くよう...