鎌倉街道を左に曲がって参道に入り、緩やかな石段を上った先が浄智寺です。浄智寺といえば、鎌倉五山の第四位という格の高い禅寺ですが、総門を見た瞬間、格式や謹厳さよりも野趣が感じられました。鎌倉街道から少し奥に入ると丘や森林が多くなり、そのような場所にお寺があるからなのでしょう。
受付で拝観料を支払うと、細かい字でびっしり埋め尽くされた紙切れ1枚を、素っ気なく渡されました。紙に書かれた文体は学術書のように堅苦しく、境内を歩きながらさっと読むよりも、じっくり腰を据えて集中しないと読めない感じです。さらにあたりを見回しても、境内の案内図らしきものは見当たりません。どこに何があるのかが全くわからないまま、私はとりあえず境内を歩いてみることにしました。
野趣あるお寺に何がある? pingpongbooks参拝記 2/5関連ページ
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