正福寺

佐白山 正福寺 参拝記

 

2018年 平成30年11月26日 佐白山 正福寺に参拝しました。
坂東三十三所観音霊場巡りの一貫での参拝で、22番札所 妙福山 佐竹寺 北向観音から車で1時間弱でした。
管理人は、18年前、2000年 平成12年に坂東三十三所観音霊場の1番札所、杉本寺へ行きました。その時に、専用の納経帳を買い求めました。中には寺の名前や住所なども記されています。何しろ18年前。住所が変わっているお寺は結構な数がありました。XX郡がXX市になっていて、カーナビに住所を入力
するのに、スマホで寺の名前で検索して新住所を得てからなど、少し苦労しました。
ここ佐白山 正福寺の場合は、寺の名称まで違ってました・・え?あれ?
後で調べてみると観世音寺と称した時期もあって2012年(平成24年)に正福寺に改称したそうです。そうかぁ。そうすると観世音寺と書かれている納経帳はもう販売してないということですねぇ。なんか不思議な気持ちです。他に山号も、三白山だったり、名称が勝福寺だったりという時期もあって、なかなかその歴史は波乱万丈ともいえるお寺です。
しかし一方、佇まいは波乱万丈でもなんでもなく、むしろ落ち着いたいい佇まいだと思います。
駐車場に車を降りると平らな参道がのび、向こうに上りの階段が見えています。石段ではなく、丸太を土留めにした階段です。
少し登ると一旦参道は平らになりなだらかなカーブ。そして再び、丸太の土留の階段を上がれば、本堂前の広場に出ます。
緑の屋根、白い壁、濃い茶色の柱。オレンジの幕が目を引きますが、華美とかではありません。バランスの良さを感じました。
どことはいいませんが、時々、ものすごく悪趣味なガラクタ屋敷のようになっているお寺があります。古刹がどうしたことか。泣けてきます。
でもここは、そういったゴミゴミした印象は、まったくありません。
200円で内陣まで入らせてもらえます。インターホンというボタンがあったのですがなかなか出てきてくれません。じつは、自分で開けて入ってよかったんです・・・。このへんは、お寺によって異なるので戸惑うこともあります。他のお寺では、押した後、開けたらものすごく嫌な顔をされたこともあるし・・・。
どこののお寺も悪気はないのでしょうが、説明の言葉、単語をもう少し足してもらえると助かるよなぁ・・・。
まあ、それはともかく、靴を脱いであがって、納経帳を預けて、その間にゆっくり参拝しました。
帰りがけ気がついたのですが、子猫が2匹。生後60日とかそれくらいでしょうか。捨て猫のようです。
「連れて帰りませか?」の張り紙も。こころは動きましたが、うちは犬が2匹いますからねぇ・・。
佐白山 正福寺の後は、24番札所 雨引山 楽法寺 雨引観音に参拝しましたが、車で1時間弱でした。

 

所在地

茨城県笠間市笠間1056-1

電話

0296-72-1332

山号

佐白山(さしろさん)

宗旨

普門宗(真言宗系単立)

本尊

千手千眼十一面観世音菩薩

創建年

651年(白雉2年)

開基

粒浦氏

正式名 旧名

佐白山正n
佐白山觀世音寺
佐白山勝n
三白山正n
別称
佐白観音

札所等

坂東三十三所観音霊場 23番
夢の世に ねむりもさむる 佐白山 たえなる法や ひびく松風

納経時間

 4月-10月 8:00-17:00
 11月-3月 9:00-16:00
 12時-13時は昼休み

駐車場

あり


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